排気系アップグレードの優先順位

Forza3におけるエンジンの排気系アップグレードの優先順位については議論があります。
排気系、つまりマフラー・触媒なわけですが。
単にマフラー直管・触媒レスにして排気抵抗がなくなってエンジンパワーアップ!にとどまらないのがForza3のすごいところでして。
メーカー純正のスチールマフラーは、触媒も含めると重量が40kgぐらいあるものなんですって。これを触媒レスの直管にしてチタンあたりで作ると(Forza3内の排気系レース相当)10kgぐらいに軽くなると。その差30kg、大きいです。この軽量化もしっかりシミュレートしているんですね。


エンジンパワーアップと同時に軽量化もされるんだったらなおさら優先してアップグレードしようじゃないか、というのはこれまた早計のようで。軽量化される部分もしっかりPI計算されてPIが上昇してしまうので、軽量化にPI削られずにエンジンパワーだけ上げたいという場合にはあんまりありがたくないことになってしまうのです。
2chの本スレでも、排気系アップグレードをいつするかって話題が出たとき。
ある人は
・自分は最後にするね。軽量化されたくないし。
と述べ。
またある人は
・自分は最初にする。軽量化したいもん。
と述べ。
かように意見の分かれるのがこの排気系アップグレードなのです。


さらに排気系アップグレードは単に重量が軽くなるだけではありません。前後重量比にも影響を与えるのです。
John Cooper Works MINIのアップグレードのときにコメント欄でご指摘をいただいたのですが。
http://d.hatena.ne.jp/western0221/20100130/1264829027
フロントエンジンの車は、基本的に重量バランスが前に偏っています。FF車であればなおのことです。
その重量バランスが、重いマフラーが車体後部にぶら下がってることでいくらか改善されて50:50に近づいているという面もあるのです。ノーマルカーの場合。
排気系アップグレードでマフラーが軽くなってしまうと、せっかくのその重量バランスがまた前のめりになってしまうという弊害もあるのです。
たとえば昨日乗ったRX-7(FD3S)など、標準では前後重量比が50:50のフロントミッドシップです。これを排気系アップグレードすると、重量比が51:49に悪化します。
MINIなどFF車ではもともと前に偏ってるのがさらにひどくなるわけです。
ますます悩みますねぇー


リアルの車であれば、コンピュータ・吸排気系ってのはライトチューンの定番なので。それにならえばまっさきに手を入れたくなるところですけど。
ゲームと言うことで割りきって。
前後重量比を重視したクルマづくりをするならば、あえて排気系はノーマルやストリートあたりでとどめて、カムとかバルブとか重要部品をアップグレードしてしまうのも楽しみ方かもしれません。
もちろん、なにがなんでも軽い車にしたい!というのであれば排気系アップグレードはまっさきに取りかかるといいということになるわけですね。